慢性期にある精神疾患の人たちを地域で看る方針へ転換するというニュースについて。
精神科の入院 慢性期は対象外検討、というニュースがありました。入院は急性期の患者か、急性期を越えても早期退院を目指す患者を中心とするらしく、寛解でもなく慢性状態でいる人たちは在宅で看ましょう、もしくは施設に入所しましょう、ということになるのでしょう。たとえばヨーロッパでは地域で看る方向へと、ずっと前から舵を切っている。
これ、地域で看るために「訪問看護を強化」とありましたが、そこのところはマストであるばかりでなく、地域共助の面こそを開拓していって欲しい。つまりは包摂していくための、精神疾患に対するいろんな意味での理解を促進していくことが望まれる。精神疾患はどうやって発病するものと考えられているのか、患者一人ひとりの個別性はありますが大きく見てどう対応するとベターなのか、多くの人が不安に思うことであろう「精神疾患患者がどれくらい暴力性を発揮しうるものなのか」についてなどなど。
とくに偏見や差別について踏み込んでこその改革にしないといけない。そこを考えないで仕組みを作ってしまったなら、完全に失政だと思う。
効率性重視の社会に適応しがたかった人たちが精神に不調をきたしたりしたことは多かっただろうわけで(家庭環境とか時代性の影響も強くあるだろうし、遺伝的要素が現今の社会体制と噛み合わないこともあげられるでしょうけれど)、そんな単一の価値観を否定していけるかどうかがほんとうは大きなポイントになるんです。政府・行政はやりたがらないだろうけど。でも、やるんだ、やらないといけないんだぞ、と強くこの場にて主張します。
やるならただのコストカットにするんじゃないよ、とね。(この案件の起点はコストカットにあるだろうから)
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